実際どんな仕事があるの?

映像業界と言っても実は様々な専門職があります。

時代はどんどんマルチクリエイターが求められる状況になってきていますが

通常の映像制作として専門職をご紹介します。

媒体別 専門職[テレビ篇]

職名 通称(別名) こんな人
エグゼクティブプロデューサー EP 番組制作で一番えらい人。責任も重大
プロデューサー P えらい人。実際の現場の統括
アシスタントプロデューサー AP プロデューサーのアシスタント。権限はあまりない場合が多い。
ディレクター D(演出) 現場で番組を作る監督。ゴールデンなどではワンコーナーにつき一人のディレクターが配置される。また各週ごとにディレクターが担当する場合もあり。
アシスタントディレクター AD ADブギで同じみ、ADです。ズバリ帰れません。でも修行して出世してディレクターになれば道はひらけます。
フロアディレクター フロアD カメラの横でカンペを出したり演者に合図を出したり、盛り上げ笑いをする人。
構成作家 作家さん 台本や脚本を書くお仕事。番組の根本を支える重要なお仕事。
カメラマン CAM(技術) ザ・カメラマン。ベテランカメラマンになると編集やつながりを考えらながらインサート撮影など率先して行う。ある意味誰も逆らえない。
カメラアシスタント カメアシ 三脚支えとけ!!○○ヤロー!!ケーブルもたついてんじゃねえ!!○○ヤロー!!バッテリー持ってこいや○○ヤロー!!中川家のカメラマンコントのお兄ちゃんがやる役と思ってもらえたらそれでよし。技術を目で見て盗みます。
大道具・小道具 大道具さん小道具さん 美大出身の方が多いとか。トンカントンカンセットを作ります。撮影前と撮影後が本番の仕事。演者が怪我しないように釘一本落としません。
音声 音声さん  音のプロフェショナル。技術さんとも言います。音無くしては映像無し。めちゃめちゃ重要なポジション。だけどガンマイクの影が入ると怒られる。いかに集音するか。マイクの位置はどこか。映像よりも奥が深い職業です。ちなみにカメラももちろんできなければなりません。
照明 照明技師さん 光の魔術師。番組ならどれだけフラットに光を当てるか女優をいかに美しくするか。照明一本で食っていける職業です。ただ最近では、番組になるとカメラの感度も上がりあまり重要ではなくなっているかもです。
編集 エンジニアさん 編集スタジオで、椅子に座り長時間編集を続ける人。ショートカットキーを用いた編集の手の速さはまさに職人芸。小太りの人が多い印象です。食事は出前になります。ノンリニア編集とリニア編集という編集形式があります。
CG CGさん 番組ならオープニングやちょっとしたアニメーションを部分的に担当します。
MA 音効さん  BGM、効果音、整音、ナレーション録音の挿入を担当します。基本的には映像部分の編集が終わった後の編集になります。現場に音声として出ることもあります。
ナレーター NA  ナレーター事務所、タレント事務所に所属していたりフリーで活動していたり。有名なほどギャラは高くなります。
メイク メイクさん  演者さんのメイクを担当。
スタイリスト 衣装さん  演者さんの衣装を担当。

まずはテレビ。テレビ屋になりたいなら大手テレビ局に入社そして独立か役職に昇進狙いがいいでしょう。

しんどいですが、手っ取り早くて楽しいし、安定しています。

テレビ離れが進んでいると言われますが、やはり大手は制作予算の掛け方も違います。

コンテンツ自体は面白いものも多いです。予算削減や意味のないルールも多いですが、違う見方をすればアイデアと才能がより求められるようになったとも言えます。

バラエティなんかはADから修行して20代後半から30代でディレクターになって自分の番組が作れます。

媒体別 専門職[映画]

職名 通称(別名) こんな人
製作委員会 製作委員会方式とも言います。出資企業の集合体。
エグゼクティブプロデューサー EP 番組制作で一番えらい人。責任も重大
プロデューサー 制作総指揮 えらい人。実際の現場の統括。プロデューサーと制作総指揮が別の場合もあり。
アシスタントプロデューサー AP プロデューサーのアシスタント。権限はあまりない場合が多い。
監督 監督 現場で映画を作る監督。ヒット作品を生み出せば、一躍有名人に。最初は助監督として業界に入る場合も多い。
助監督 助監督 助監督というと響はいいですがアシスタントになります。
原作者 原作 原作者。言葉のまま。特にない場合もあり。
脚本家 脚本 映画の設計図であるシナリオを書く人。
撮影監督 1stカメラマン 映像部分の責任者、監督のイメージしている映像を表現。アングルから機材、カラーグレーディングまでチームを率いて担当します。
撮影補助 2ndカメラマン

3rdカメラマン

フォーカス合わせ担当。映画なんかはほとんどマニュアルフォーカスなのでカメラからの被写体までの距離などを計算し。フォーカスリング片手にモニターを見ながら合わせて行きます。ハリウッドでは一生2ndを続けるなどアシスタントというよりもれっきとした職業。
美術 大道具さん

小道具さん

いわゆる大道具、小道具です。
録音 音声さん  音声さんですが、映画になると言い方が変わります。
音楽 BGM担当 映画では音楽で感動が左右されます。カットの尺に合わせて最高の音楽を制作します。
照明 照明技師さん 光の魔術師。映画では夜のロケ撮影もあります。夜の照明は難しく明るすぎてもだめ、暗すぎてもだめ。大きな現場では工事用の照明を使ったり。日中でもレフ板で自然光を演出。最近はクロマキー撮影も多いので合成素材に合わせた光の演出もしなければなりません。
編集 エンジニアさん 編集スタジオで、椅子に座り長時間編集を続ける人。ショートカットキーを用いた編集の手の速さはまさに職人芸。小太りの人が多い印象です。食事は出前になります。監督の指示の下映像を仕上げて行きます。映画では未だにフィルムカメラでの撮影もあります。
CG(VFX) CGさん 合成や3Dの表現も多くなり、最重要なポジションになります。現場にも出向いて撮影の方法を考えたりもします。3Dの場合は何十人ものチームで動いたりします。ちなみにCGに衝撃を与えたトランスフォーマーのクリエイターは日本人の方だそうです。
MA 音効さん  BGM、効果音、整音、ナレーション録音の挿入を担当します。基本的には映像部分の編集が終わった後の編集になります。現場で音声として出ることもあります。
ナレーター NA  ナレーター事務所、タレント事務所に所属していたりフリーで活動していたり。有名なほどギャラは高くなります。
メイク メイクさん  演者さんのメイクを担当。特殊メイクなども含む。
衣装 衣装さん  演者さんの衣装を担当。
スチール 写真 記録、宣伝に使用する写真撮影など
メイキング 映画なら同じみメイキング撮影・制作

※あくまでよくある役職です。映画の場合はもっと細かく別れる場合もあります。

THE職人の世界の厳しい縦社会。部外者や新参者には「誰だ?おめえは?」とか未だにあるとかないとか。

いわゆるディレクターが監督、ADが助監督。カメラマンは撮影監督、さらにカメラマンには1st、2nd、3rdがあります。1stがアングル決め、2ndはフォーカス合わせ、3rdはアシスタントになります。

照明なんかもチーム性で〇〇組なんて言ったりもします。一つの案件が長期間になることも。修行修行の世界です。フリーランスの集合体とも言えます。映画好き、作品を世に残したい人にはオススメです。つながりが大事な世界ですので早い段階で大手の制作会社の門を叩くか有名カメラマンに弟子入りしましょう。監督を目指すならまずは自主作品で賞を狙ってもいいかも。

媒体別 専門職[CM]

職名 通称(別名) こんな人
広告代理店 クライアントからのCM依頼を受けテレビ局と制作会社の間で右往左往する会社です。企画、キャスティングも行います。
監督 監督 作品の監督です。現場での演出全てを担当します。テレビで言う所のディレクターになります。
プロダクションマネージャー PM 案件の進行、チーム編成、予算管理を行います。この役割がいるかいないかでスムーズさはかなり変わります。
助監督 AD 監督のアシスタント
撮影監督 1stカメラマン 映像部分の責任者、監督のイメージしている映像を表現。アングルから機材、カラーグレーディングまでチームを率いて担当します。
撮影補助 2ndカメラマン

3rdカメラマン

フォーカス合わせ担当。映画なんかはほとんどマニュアルフォーカスなのでカメラからの被写体までの距離などを計算し。フォーカスリング片手にモニターを見ながら合わせて行きます。ハリウッドでは一生2ndを続けるなどアシスタントというよりもれっきとした職業。
美術 大道具さん

小道具さん

いわゆる大道具、小道具です。
録音 音声さん  音声さんですが、映画になると言い方が変わります。
音楽 BGM担当 映画では音楽で感動が左右されます。カットの尺に合わせて最高の音楽を制作します。
照明 照明技師さん 光の魔術師。映画では夜のロケ撮影もあります。夜の照明は難しく明るすぎてもだめ、暗すぎてもだめ。大きな現場では工事用の照明を使ったり。日中でもレフ板で自然光を演出。最近はクロマキー撮影も多いので合成素材に合わせた光の演出もしなければなりません。
編集 エンジニアさん 編集スタジオで、椅子に座り長時間編集を続ける人。ショートカットキーを用いた編集の手の速さはまさに職人芸。小太りの人が多い印象です。食事は出前になります。監督の指示の下映像を仕上げて行きます。映画では未だにフィルムカメラでの撮影もあります。
CG(VFX) CGさん 合成や3Dの表現も多くなり、最重要なポジションになります。現場にも出向いて撮影の方法を考えたりもします。3Dの場合は何十人ものチームで動いたりします。ちなみにCGに衝撃を与えたトランスフォーマーのクリエイターは日本人の方だそうです。
MA 音効さん  BGM、効果音、整音、ナレーション録音の挿入を担当します。基本的には映像部分の編集が終わった後の編集になります。現場で音声として出ることもあります。
ナレーター NA  ナレーター事務所、タレント事務所に所属していたりフリーで活動していたり。有名なほどギャラは高くなります。
メイク メイクさん  演者さんのメイクを担当。特殊メイクなども含む。
衣装 衣装さん  演者さんの衣装を担当。
スチール 写真 web、その他紙媒体用スチール
メイキング 同じみメイキング撮影・制作

大手の案件は映画チームが携わることが多いです。「CMはギャラが良い」これが業界の常識。全国放送レベルのCMなら撮影監督1ヶ月数百万のギャラとかもあります。

また、タレント事務所から監督の指定もあったり、大手広告代理店のお抱え制作会社があるなど新参者は地方ローカルCMを制作するのが精一杯と言えます。

広告ですので有名女性タレントならレタッチ必須です。

たった30秒に全てをかける!!クリエイターにとっては腕の見せ所です。一瞬の輝きに全てをかける仕事です。

媒体別 専門職[マルチでこなす案件(企業VP、WEBCM、商品紹介VP)]

職名 通称(別名) こんな人
ディレクター ヒアリング・企画・見積もり・撮影・編集・CG・ナレーション・納品まで一人でこなす
カメラマン 2カメ以上使う現場では誰かをカメラマンとして呼ぶ。
アシスタント 手が物理的に足りない場合の補助として活躍

独学、フリーランス、小さな制作会社が一番手がける案件。

どこの企業も動画動画になってきていますので今後も増えていく案件となります。

リクルート映像、商品紹介は一番多いですね。

1万円の案件から上は500万くらいまでが、なんでもこなす下請けクリエイターのポジションです。

ディレクターが直接クライアント企業にヒアリングに行き、見積もりを作って企画して撮影して編集して納品して請求書を出すとこまで一人で行います。

制作費+成果報酬という案件もあります。もちろんテレビやCMの案件も流れてきます。

ワンマン社長、起業家、投資家、お金持ちこんな人たちに出会うといっぱい仕事もらえます。ホームページからの集客も可能な案件ですね。

まとめ

と、様々な職業があります。今回紹介したものはごく一部。もっと細分化されるものもありますが

このブログで言う映像クリエイターとは最後のマルチなクリエイターです。

昨今の制作業界の流れでは、映像だけではなく、サイト制作、音楽制作、営業までこなし

コンテンツを生み出すことができるクリエイターが求められています。

マルチでこなすと全て自分の裁量で制作できますが、体力的に時間的に合う合わない案件が出てきて納期に追われるのも確かです。

ある程度しっかりした予算の案件ならアシスタントや外注を使うのも賢く仕事をする術になります。

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