今回は実際に映像制作の仕事をするために必要な機材やソフトをご紹介します。
必要な機材[初級]2018年12月時点
撮影に必要な機材
- カメラ・・・デジタル1眼レフ[オススメはGH5]
カメラは一眼レフでいいと思います。特にGHシリーズがおすすめなのは4Kと写真なら6K。V-logというダイナミックレンジ撮影が可能で外部収録にすれば4K60P10bit。しかも長時間収録ができること。CM、映画、対談、セミナー収録まで多用途で、ハイクオリティな映像が撮影できます。それでいてミラーレスなのでコンパクト。
追記:新しく出たS1Hはもっとすごいですが、レンズの種類があまりありません。
- マイク・・・ピンマイク B型 ワイヤレス [SONY UWP-D11など]
ワイヤレスマイクは何かと持っておいた方がいいです。映像って音も重要なんです。
番組、対談、映画、ドラマ、CM全てに使います。服の裏に隠す隠しマイクという方法もあります。ちなみにワイヤレスには電波にA波とB波と種類がありまして。通常は我々はB波を使います。A波は放送局などで使用します。無線の免許が必要です。そして高価!
一方、B波はどこでも使えますが混線したりもします。A波に比べれば格安です。
- 三脚・・・manfrotto [MVH502A,546GB-1など]
「良いカメラよりも良い三脚を使え」これはカメラマンが第一に考えることです。間違ってもスチール用の三脚を使わないこと。ビデオ用三脚はパンニング、ティルティング(左右上下の動き)がスムーズです。
- リグ・・・smallrig
どうしても1眼カメラは手持ち撮影が不安定になりがち。フォローフォーカスや音声レコーダーなど付属品も多いので全てを一つにする「リグ」と言われるフレームが必要です。最近はこのsmallrigが格安で出しているのでおすすめです。
- ガンマイク・・・SENNHEISER ビデオカメラマウントマイクロフォン MKE 400
カメラマイクとピンマイクでも収録は可能ですが、できればガンマイクもあればなお良し。ガンマイクには指向性、超指向性とがあります。狙った方向の音だけを収録する超指向性のガンマイクがあれば良いと思います。
- 照明・・・Cineroid PN-FL800
照明は何かとあれば良いです。持ち運びが大変なので布にLEDを埋め込んだこいつがおすすめ。小さなカバン一つにコンパクトに収納できます。照明は3本が基本です。最近はLEDが主流です。ホワイトバランスも調整できるものを選びましょう。
ただ、デメリットとしてこのタイプは壊れやすいのと価格が高い。
撮影機材まとめ
と自分がよく使う機材を中心にまとめましたが、実際は撮影案件によって機材を変えます。
そしてぶっちゃけ機材は要りません!!というか購入する必要はありません。
なぜなら、レンタルで全てまかなえます。最初に慣れるためにカメラくらいはあった方が良いかもしれませんが無理して購入する必要はありません。
基本的に3年で機材は新しい商品が出ます。進化の速度を考えると、長く使える機材というのはあまり無いように思います。レンズくらいでしょうか。
ですのでレンタルにしましょう。最新機材も使えるので。
ということで、
機材レンタル屋さん
以下は自分がよく使う機材屋さんです。
デメリットとして法人しかレンタルできない会社があります。その場合は知り合いの会社さんに窓口になってもらうと良いかもしれません。個人でもクレジット支払いなどが前提になります。
個人でもレンタル可能な機材屋さん。機材の種類も豊富で、よく借りています。
ネットから予約できるのも魅力の一つです。
業者専用ではありますが、何かと相談にのってくれるので重宝しております。気さくなスタッフさんばかりで、新しい機材が出た場合は展示会やセミナーもしてくれます。
テレビ局の近くに必ずある機材屋さん。テレビスタッフの出入りが多く、ロケに使用する機材が多いイメージ。
CMや映画に使用する高価な機材が多くあります。
老舗です。
1日20万とかの超高価なカメラもあります。
編集に必要な機材
- パソコン・・・CPU2.8 GHz以上、メモリー16GB以上、グラフィックボードNVIDIA、HDD1TB以上
現状、自分が使用しているMac book proのスペックになります。
正直このくらいだとほぼほぼ4KやCG含めて編集できますが・・・やはりレンダリングが案件によっては遅い場合もあります。ちなみにですがパソコンさえ一つあれば映像制作は可能で、撮影なしでもフルCGであれば制作は可能なのです!!ですのでパソコン選びは慎重に行ってください。
デスクトップならなお良いです。
ただ持ち運び、打ち合わせ用にノートもあった方が良いかなと・・・。
あと、「MacとWindowsどっちが良いの?」問題ですが
今はwindowsですかね〜
Macのメリット
- かっこいい。
- 何かと使いやすい。
- PC全体がフリーズ、落ちることがほぼ無い。
- ほぼ自社パーツなので同じスペックのwindowsよりも処理スピードが早いと言われている。
- とうとう最強Mac proが出た
Macのデメリット
- 価格が高い
- NVIDIAを採用していないのでCUDAという高速処理機能が使えない。
Windowsのメリット
- 安くて高スペックが組める
- パーツが多い
Windowsのデメリット
- OSが落ちる。
- トラブルシューティングの改善がよくわからなくなる。
- かっこよくない。
結果として最初はwindowsでマウスコンピューターやDELLのBTOパソコンが良いと思います。
稼いだらMac pro全部のせに挑みましょう。
- 編集ソフト・・・adobe CC(Premiere,After Effect)
以前までadobeは高額でしたが今は月額なので初期投資がしやすくなりました。
デザインからサイト制作、映像編集が可能です。
編集機材まとめ
ということで、パソコンのそこそこのスペックがあれば映像制作は可能です。(とは言うものの20万円〜30万円クラスのものがあると助かります)
リースやレンタルもありますがパソコンは購入した方が良いと思います。
映像に必要なスペックについてもう少し詳しく。
スペックというとCPU、メモリ、内蔵HDD、グラフィックボードで判断しますが
映像制作の場合、全体的なバランスが必要になります。
あと、忘れがちなのが内蔵HDDの容量。外付けがあるから良いかと思うかもしれませんが。もちろんデータの読み書きは内蔵の方が早いです。
1TBは欲しいところ。500GBだと案件2,3つでいっぱいになってしまいます。
同時進行する案件も多いので容量は多めで。終了した案件は外付けHDDに移して行きます。